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memooogegegenociiiiideee



(伊藤 計劃 『虐殺器官』 早川書房 2007)

コピペ
 〈ハヤカワSFシリーズ Jコレクション〉後進国で頻発する民族虐殺の背後には謎の米国人ジョン・ポールの存在があった。米情報軍のクラヴィス大尉はインド、アフリカの殺戮の地にその影を追うが……小松左京賞最終候補の近未来軍事SF


 読了。国家主体vs亜国家主体(テロ)という構図を「セキュリティ」によって防衛することで、逆説的に国家主体vs国家主体という旧冷戦体制的なものへと導かれる、わけではなく、自由主義を後進国に恫喝し、強制するためにテロと闘う様が描かれる(作品では冷戦におけるソ連ではなく、イスラム原理主義的なものが想定されてますが)(やっぱ「セキュリティ」って偽の問題提起か)。しかし冷戦時代とは違って、ポストモダン期の戦争とは、シュミラークルであり、劇場空間であり、市場(傭兵会社による戦争)であった。

 マキアヴェリは、傭兵によって国を守ろうとするフィレンツェ共和国市民に対し、国を守るために命を捨てる美徳を説き、市民軍によって国を防衛すべきであると主張した。しかしながら、以上の議論が正しいとすれば、個人主義に立脚する立憲主義国家にとって最大限可能なのは、せいぜい傭兵と志願兵に頼ることとなる。
  長谷部恭男『比較不能な価値の迷路』(東京大学出版会、2000)p23より引用


 というのも、今、長谷部氏の著作を読んでいるわけでして(もちろんこれ以外にも、論点はたーくさんありますよ、言語学とか進化論とか。とにかくおもしろかったので読まれていない方は是非ご一読を、って去年散々話題でしたよね…苦笑)。しっかし多文化主義だとか多元主義とかっていう世界において、自由主義がこんな面倒くさいことになっているなんて、、、リベラルデモクラシーって守るのが大変ですなー。。。やっぱりホッブズからお勉強しなおしましょう。



(藤原保信 『藤原保信著作集 1 ホッブズの政治哲学』 新評論 2008)

 しかしですよ、多文化主義とかグローバリゼーションとはいってもですね、イースタリーの『エコノミスト南の貧困と闘う』の経済学陣営も忘れてもらっちゃ困る!と読んでて思いました。後進国ではあっても、市場が活性化したり民主化を果たして資本主義的にうまくいっている国だってあるのですから。

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