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中日

 
とっても日中関係がオアツイ仲になってるから読んだw、というわけじゃございませんが、中国台湾かぶれにかこつけて読了。

共産主義下の政治的文化的に統制された中国で、海賊版を中心に日本のまんがアニメ(動漫)が80年代生まれ世代(もしくはそれ以降)に大人気。しかし日本動漫は民主主義の萌芽であり、知らず知らず中国の若者たちは親日感情と民主主義的感性を養っていきました。ところが折しも90年代は反日愛国主義教育が中国で吹き荒れていました。結局彼らは政治的には「反日」、心情的には「親日」のトラウマを抱えることになりました。

というお話。

実際に北京に行ってみてなんとなく思ったことが書かれていたものの、反日とか親日とかって心情を一般の市民がどう感じているかよくわからないながら、正直どっちでもないんじゃない?という風にも感じた。結局中国国内には政治的なニュースというのは政府にフィルタリングされて伝わるわけだし、それも大方の中国人はわかっているのだし(恐らく今回の尖閣問題だってそうだろう)。

ただし、文革以前の中国を体験している著者だからこその説得力が本書の文体にはある。それはほとんど中国への愛と言ってもよい。そして著者66歳にしてセーラームーンやスラムダンクを読破するっていうのも本当にすごい。

また、動漫分析そのものには突っ込みどころはあるのだろうが、中国の場合、カウンターカルチャーではなくサブカルチャーが時代を揺るがすのだ、という主張にはなんとなく頷ける。ただポイントは動漫作品そのものに内在する資本主義的文化によって若者が変わる…という主張よりも、動漫そのものの市場における流通の仕方が資本主義的文化なのであり、彼らはそれを止めることができない…という主張が強調されていることだ。言い換えるなら、作品自体を褒めちぎってこれこそが民主主義革命の武器だ!という希望を抱くことではなく、あくまで流通・消費の仕方に絞って論じているところが特徴的なのだ。

とはいえやはり『毛沢東 ある人生上下』の読後だっただけに、「ざっくりとした内容だよな…」という印象は拭えない。このあたり大真面目に分析した本が待たれる。いやー、台北の蛙たべたい。


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